らくらく産地直販システムを運用する場合は、下記の点について確認してください。
1. |
パソコンの設定について |
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Windowsの自動更新を無効に設定することをお勧めします。Pro版は無効にできます。 ⇒ Pro:無効にする方法 Windows10 Home版は無効にできませんが、更新日を延期することができます。 ⇒ Home:延期する方法 ファイルを保存しない状態で、WindowsUpdateが実行されると、入力したデータがなくなってしまう恐れがあります。 ウィルス対策ソフトの自動更新もOFFにして使用してください。 アプリケーションの動作中、業務処理中に異常が発生すると、せっかく入力したデータが保存できなくなる恐れがあります。 システム終了後にWindowsやウィルス対策ソフトを更新することをお勧めします。 2019/10にOfficeのUpdateで |
2. |
Officeについて |
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パソコンのOfficeプレインストールモデルは、Office2016からストア版に変わり、らくらく産地直販が正しく動作できません。 日付が「yy/mm/dd」に設定しても「m/d/yyyy」になってしまいます。 ストア版Officeをデスクトップ版に入れ直してください。 ⇒ ストア版Officeの入れ換え |
3. |
送り状作成システム(運送会社の無料ソフト)との連携 |
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複写式伝票の場合は手元に伝票の控えが残りますが、ヤマトB2システム/ゆうパックプリント等の場合は、剥離式シールとなり控えが残りませんので、運用方法などしっかり検討してください。CSVファイルでデータを渡すため、操作が煩雑(キータッチが多い)になります。また、字が小さくて見にくい、雨で濡れると文字が見づらくなる等の問題もあります。 |
4. |
障害時の対応について |
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手作業からコンピュータ処理にすることにより、大幅な効率化が実現できますが、ハードウェアの故障やシステムの障害があると、仕事が完全に止まってしまいます。そういう事態を想定して、あらかじめ対処方法を決めて置くことが重要です。 PCが壊れた場合、手作業でやれるのか? が最大のポイントです。 PCの修理は1週間以上かかることもありますし、PCの設定に半日くらいかかる場合もあります。 手作業でやれない場合は、予備のPCを1台用意しておいて、すぐ切替えられるようにすることをお勧めします。 本システムのプログラムはEXCELファイル、データはmdbファイルなので、フォルダ毎ファイルを新しいPCにコピーして、プリンタ等の設定をすれば、すぐに業務が開始できます。 インクジェットプリンタは安価なので、壊れたら買い替えることで構いませんが、ドットインパクトプリンタは少し高価でもしっかりしたプリンタをお勧めします。 故障したときにすぐ修理に来てもらえるように保守契約をする方法もあります。シーズン前にピン折れがないかなど点検してもらうのもひとつの方法です。 |
5. |
データのバックアップについて |
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パソコンのハードディスクが壊れてしまうと、中のデータが読み出せなくなります。今まで蓄積してきた顧客データや注文データがすべてなくなってしまいます。 必ず、パソコンとは別のメディア(USBメモリ、外付けハードディスク、オンラインストレージ等)にデータのバックアップを取るようにしてください。 らくらく産地直販は履歴バックアップと通常バックアップの自動バックアップ機能があります。有効に活用して障害があっても最小限の作業(再入力)で済むようにしてください。 災害時のことも想定してください。2019年長野市穂保地区で千曲川が決壊して大きな被害が出た農家さんは、パソコンを2階に避難したおかげで、大切なデータを失わずに済みました。火災・災害時はオンラインストレージが有効です。 |
※ 運用の仕方などでご質問があれば、電話、メールでお問い合わせください。
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